bar-oak's diary

偕楽園のある水戸駅北口徒歩10分

No3

 

LONDON DRY GIN

   
ロンドンを最も知るワイン商が与えた商品コンセプトは、「ジュニパーを正面に据えてロンドンドライジンの本質を表現する」そして「クラッシックドライマティーニに最もあうジンであること」でした。

実現させたのは、1968年にI.D.V.社の商品開発部門をスタートに常に蒸留酒に携わり、ジンの蒸留で博士号を持つ世界的なジンの権威「ディビッド・クラットン博士(PhD David Clutton)」です。1年にわたる改良を重ねて博士は、ボタニカルは3種のフルーツと3種のスパイスだけ。(ジュニパーベリーはフルーツに分類されます)、アルコール度数は「クラッシックドライマティーニ」に理想的な46度、再蒸留にはオランダのスヒーダム(Schiedam)で300年の歴史を持つ伝統的な銅製のポットスティルを使用するという結論に至りました。

zyusyouブランド名のNo.3はBB&R社のオフィスの住所であるNo.3 St James’s Street, London(セント・ジェームス・ストリート3番地)にちなんだものです。また、そのパッケージ・デザインも300年の歴史を持つショップの外装の青緑色をボトルの色とし、その正面にはこれまでの長い歴史の中で数々の賓客をもてなしてきたショップ内の応接室の鍵がモチーフとして付けられています。
製法   
3種のフルーツと3種のスパイスからなるボタニカルは銅製のポットスティルの中でグレンアルコールに一晩浸け置かれます。これによってボタニカルのエッセンスがアルコール中に引き出されるのです。翌朝、ポットスティルに火が入れられ蒸留が始まります。ジンにとって最も大事な香りを最高のものとするために、フォアショットと呼ばれる蒸留初期の低沸点アルコールや終期の高沸点アルコールは使わず、ミドルカットと呼ばれジンに加えたいそれぞれのボタニカルの香りのよい部分だけを取り出します。この操作も商品設計に沿って厳密に管理されています。蒸留終了後一定期間落ち着かせた後に濾過、割水して瓶詰されます。